フランス映画はあなどれない『ヴィドック』

日頃、フランス映画なんてみなかったんだけど、認識を改めなければならない。
この映画、おもしろい!!。
 
舞台は18世紀、革命直前のフランス。
ある日、衝撃的なニュースが新聞の紙面を飾る。
元犯罪者にして、名だたる名探偵、ヴィドック死す!!
 
ヴィドックはなぜ、誰によって殺されたのか?
彼の伝記作家を自認するエチエンヌ・ポワットは
残されたヴィドックの捜査メモをもとに、犯人像に迫ろうとする。
やがてエチエンヌは、ヴィドックが捜査していた不可解な連続殺人事件と、
それに関わる謎の東洋人女性、
そして全ての事件を引き起こした、鏡の顔を持つ男の存在を知る。
だが、その行為はやがて、エチエンヌ自身の身に危機を招くことになる・・・。
 
全編に多くのCG(?)あるいは特殊なフィルム効果を
用いることにより(ザ・セルみたいな感じだけど、さらに凄い)
映像には常に独特な雰囲気が漂い、
18世紀フランスの抑圧と退廃と狂気に彩られた世界を
見事に現している。(いや、本物なんて見たことないけどさ)
 
炎と闇と血と退廃、惨劇と格闘体術の饗宴。
こんな世界感が好きな人はものすごく気に入るはずだ!!
特にJOJOの奇妙な冒険、第一部と第二部が好きな人は、絶対見るべし。