「ハウルの動く城」一回目

ハウルの動く城 [DVD]

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ハウルの動く城」一回目の感想。実は既に二回目を見ているんだけど、
最初に見たときと感じたことが結構変わってしまった。
というわけで、先に一回目に感じたことを書いておこう。
といっても最初に見たのは、去年の十二月頃。
二回目を見た後で、一回目を見た当時のことを思い出しつつ書くという
ちょっとややこしい話になる。
 
見終わってみて一言でいうと、ふ〜ん、っていったところ、なのか?
なんというべきか、よくわからない。
もののけ姫」や、「千と千尋〜」のような驚くべき斬新な映像、という訳でもなく、
感動的・な話というわけでもない。
だからといって、駄作っていうわけでもない。
なんていうか、宮崎アニメを観ることに慣れすぎてしまったのか?
常に驚くような映像が展開されるのが当たり前ということに。
望むべきボーダーラインがあまりに高すぎるために、
ハウルの動く城」は『普通』という烙印を押されてしまったのではないか、と。
で、その謎を解くべくもう一度みようと、そのとき思ったわけだ。
(三ヶ月以上先になるのだが)
 
今回は声優さんの扱いもいつもと違う感じ。
俳優さんを声優に使うことが多い宮崎アニメだが、
大抵俳優の顔(声)を前面に出さない。
いつもそうとうさりげなく声を出しているっていう感じなんだけど、
今回の倍賞千恵子さんは、なんというか最初から最後まで
倍賞倍賞倍賞倍賞倍賞のまま。
逆にキムタクさんは、押さえた感じで。
言われてみなければ気づかない感じ。
他の声優さんも、今まで一俳優一宮崎作品だと思っていたんだけど
火の悪魔カルシファーや荒れ地の魔女やハウルの師サリマンは
かつて宮崎作品に出た人達を使っている。
なにか意図があったわけなのか?
 
原作を読んだことがないのでどこまで忠実に作られているのか
分からないけれど、進む方向を示す指輪はラピュタを思い出させ、
ハウルの髪の色のエピソードは赤毛のアンを思い出す。
そこまでやるなら、もう一度城を立て直させようとするソフィーに、
カルシファーのバカっ!!なによいくじなし!!
どうしてできないのよ!そんなことじゃ一生立てないわ!それでもいいの!?
あたしもう知らない!!カルシファーなんかもう知らない!!!!」言わせて、
で、お城が新たに組まれたら
「わーいわーい、お城がたったー」とかなんとか。舞台もアルプスっぽいし。
 
というか、一回目の時点ではこんなことしか書くことがない。
で、二回目みてみるとなんか違うようにみえるんだよ、この作品は。