バットマン ビギンズ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/12/08
- メディア: DVD
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日本ではあまり売れなかったんじゃないかなぁ、と。
売れなかった原因は恐らくただ一つ、渡辺謙の扱いだろう。
なんていうか、こんな役なら使わなくていいじゃんってとこ。
そんなガッカリ感がクチコミで広がってしまったのでは?
ま、オレの場合、そんな噂も聞いてなかったので
ストレートにガッカリしてしまった。
渡辺謙がボス役という話を聞いていたもんだから、
従来のボス役レベルの扱いかと思ったら、
ボスはボスでも、ほとんど活躍しませんでしたとさ。
以下、ネタバレあり。
それにしても謎なのは、若き日のブルースが山中の館で修行
(なんか剣術修行を沢山やってたけど、
今までの映画で剣で闘うシーンなんてあったっけ。
まぁ、全シリーズを見てはいないけど)し、
その卒業試験として、悪人を殺せとせまられるくだりだ。
(冤罪ではないと思われるが)無抵抗の悪人を殺せと
師に迫られるブルースはそれを拒否。
さらにそこから逃れるために修行所の火薬庫(?)に火を放ち、大火事が発生。
その結果、頭領(渡辺謙)が死亡。
さらに共に修行した仲間の多くや、多分、その罪人も死んだろう。
無抵抗の罪人は殺せなくても、自分が逃げるためなら、
自分がよく知っているはずの修行仲間の大量殺人はオッケーなのか?
こいつの正義感がよく分からない。
都会に戻ったブルースは自分の中の恐怖の象徴であったコウモリをモチーフとした
コスチュームを執事とともに考案。
そこに武器開発マニアのウェイン産業会社員(モーガン・フリーマン)も加わり、
バットマンが誕生するのだが・・・。
落ち着いて考えると、だいの大人が寄り集まって、
ヒーローを作り上げてゆく姿はちょっとおかしい。
アクションシーンとかはいいんだけど、
映画スパイダーマンに対抗意識を燃やしすぎだったのかなぁ。
でも、本当の問題は渡辺謙の見せ場が無かったことにつきるよ。
ま、最初の映画版バットマンに繋がるように作られている点はよかったかな。