ALWAYS三丁目の夕日 感想二回目

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]

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というわけでまた見に行ったわけです(初回の感想はコチラ参照)。
さすがに二回目になると泣けないかなぁ、と思いつつ見ると、
一回目ほどではないが、その先の展開が分かっているというのにぐっと来る。
二回目でなければ心情が分からない、小雪さんの演技とか、三浦友和さんの演技とかね。
でも、なによりもう一度見てもすげぇなと思うのが、堤真一さんの怒るシーン。
演技でこれだけ延々と人は怒れるのか、と。
しかもカットとか変えてるよなぁ、これ?
堤さんはあんまり好きな役者さんじゃなかったんだが、見直してしまった。
 
残念なのが、吉岡秀隆さん。
離婚騒動で、純粋な目で見られなくなってしまった。
もう一ヶ月遅く離婚して頂きたかったよ。
しかし、今回の吉岡さんの演技を見ているとある別の人物の演技が浮かんでくる。
その人とは、そう、ウッちゃんこと内村光良さんその人である。
彼がコントで初老の男を演じるときの雰囲気が、
何故か今回の吉岡さんの茶川さんを見ていると思い浮かぶのはオレだけか?
それはともかく達者な役者さん達が揃っている映画だ。
とくに、子役の一平と淳之介は、
ああ、昔の子供ってこんなしゃべりかたしたよな、って気にさせてくれる。
良く見つけてきたもんだよね。
あと冒頭、腕組みをしてうなずく子供もグッド。
 
特撮ですが、多分過去にここまで広大な東京を描いた映画は無かったんじゃないだろうか?
帝都物語ですら、銀座の一部でしかなかったしね(ま、あのころはCGなんてほとんど無かったけど)。
画面に出てくる小物の数々もなんか凄い本物っぽいし(本物なのかも知れないけど)。

そして、季節が移り変わるときに描かれ徐々に空高くのびてゆく東京タワー。
竹山正明さんや桐生五郎さんがここで頑張っていたのかと思うとまた感慨がひとしおである。
http://www.nhk.or.jp/projectx/21/index.htm

 
さて、ところでなんでALWAYSなのか?
初回に見たときには気づかなかったのだが、
映画ラストの一平君のセリフにその答えはありそうです。
疑問に思う人はそこんところを注意してみて頂けるとよいかな、と。
 
正月映画として恐らく老若男女全員が楽しめる、
良い映画だと思います。里帰りついでに親戚一同で行くと良いと思います。
それをきっかけに、昔の東京をご存知のご両親やお爺さんお婆さんのお話を聞ければ
また一層よい体験になると思います。