いつか再びひらけるのだろうか

長い長いさんぽ ビームコミックス

長い長いさんぽ ビームコミックス

去年の春、須藤さんが竹書房の猫マンガの増刊で原稿を落とされた時に
代わりに書かれた1ページで、そのことも知っていたし、
そこで随分先にこの本が出るということも知ったし、
年明けに発売されたことも知っていた、のだけれど手は出せなかった。
なんだか、恐かったから。
ゆずとは読者として、随分長いお付き合いもさせて頂いていたから。
 
そして、昨日この本をブックオフで発見してしまい、
魔が差したのか、つい立ち読みを始めてしまった。
読んだことのないお話もあったりして、読み進めてしまって。
問題のお話に至り。
須藤さんが海外から帰ってきて、玄関を開けて。
そのページでパタンと本を閉じて、棚に戻して足早に店を出た。
泣きそう、というか泣いていた、マジで。
 
うちにも一昨年の夏まで18年間一匹の猫がいて。
仕事が忙しくてその時に立ち会えなかったよ。
後で、その猫のことを随分すきだったんだなぁって気づいた。
 
後の兄弟猫のエピソードは雑誌で読んではいるのだけれど。
多分、もうこの本の続きは読めないなぁ。