ラジオというメディア

読みながらなにかをするよりは、
聞きながら何かをすることの方が人は得意だから、
ラジオというメディアは今も存在し続けている。
即時性という意味で、昔はテレビより遙かに早かったんだけれど、
今はネットがあるから、その点は負けてるかもしれない。
けれどネットもストリーミング放送を導入して
ネットラジオというジャンルも生まれているし、
決して消えてゆくだけのメディアではないだろう。
 
昔から面白いラジオ番組が好きだった。
所ジョージさんや、吉田照美さん、さだまさしさん、大橋照子さん、
ナッチャコ、ユキ姉、西やん、
中島みゆきさん、デーモン木暮さん、大槻ケンヂさん、
コサキンウンナン鴻上尚史さん、伊集院光さんのラジオに聞き入ったり。
どんな内容の放送だったか詳しくは覚えていないけど、
面白かったという記憶だけはのこっている。
 
テレビとちがって絵が無いラジオというメディアは
見た目や、振る舞いが面白いとか、かわいいとかは全く意味が無くなる。
純粋なトーク力だけのガチンコ勝負。
実際トーク力のあるパーソナリティって尊敬に値する。
彼らはなにもないところから言葉と表現力だけで、
聞き手の記憶を揺り動かし、笑いや感動を与えてくれる。
本やネットでテキストを読むよりは遠く、テレビ映像を見るよりは近い距離感。
多分、そこがラジオを好きな理由かもしれない。
 
最近は先にあげた人たちも、ラジオから去ったり昼の時間帯に
まわったりと寂しい感じもする(ウンナンが戻ってきてくれたのは嬉しいね)。
さすがに新しいパーソナリティのラジオ番組チェックはあまりしてないんだけれど、
今も聞き続けている人たちはいる。
伊集院光さんと田村ゆかりさん。
彼らはマジで凄い天才型トーク力の持ち主ですよ。