「ローマの休日」1953

「ご訪問された中でどこが一番お気に召しましたか?」
「いずこも・・・いずこも忘れがたく、決めるのは困難・・・
ローマです。なんと言ってもローマです。
この地の訪問を思い出として大切にするでしょう、生きている限り」
 
久々に「ローマの休日」をデジタルニューマスター編で見る。

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版) [DVD]

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ラスト近くのセリフは(訳ちょっと違うかもしれないけど)あまりも有名で、
このセリフだけで映画のタイトルが浮かぶ人も多いはず。
 
こういうストーリーって元々日本人は好きなんだと思うけど、
アン王女を演じるオードリーの魅力によって、作品は更に輝きを増している。
 
最初に見たのは、子供の時にテレビでだったせいもあるけど、
大人になってからあらためて見てみると、また違う感銘を受ける。
 
まぁ、ともかくオードリーの可愛いことったらない。
 
そしてウェストの細い事といったら、あんた本当に生きているのか? って感じだし。
 
更にスカートの中の靴のシーンで、出来事としてあれだけのことにドキドキさせられたり。
 
結構、劇中の時計の動きに注目してみると、
ちゃんとタイムリーにやっているんだなぁとか。
 
そして大乱闘から続く別れのシーン。
(この後のアン王女の表情がもう全然違うんだよね。責任感あふれる大人の顔なの)
そして最後の謁見の時の、上のセリフに続くんだけど、
うーん、やっぱりいいねぇ〜。
 
もし、子供の時にこの作品を見たけれど、大人になってからは
見ていないという人がいたら、もう一度見直してみるといい。
きっと二つのことに気づくはず。
 
ひとつめは、もし昔感じられなかった何かを、今は感じられるようになったなら、
それがあなたの成長の証。
 
ふたつめは、クラリスのウェストの細さは、
あながち宮崎監督のアニメゆえのデフォルメではないこと。

俺の場合は1:9で、後者をとても感じましたょ。