仮面ライダー響鬼三十二之巻 「弾ける歌」

好きなものが少しづつ滅んでゆくという感覚は、ツライ。
井上脚本を辞めろという主張ではないんだけど、ね。
スピーディーな展開(今までならおよそ数話を費やしていた筈だよね)。
色々な意味でわかりやすいキャラ小暮の出現。
敵同士が潰しあったり、新型武器が孕む問題が際立つ波乱含みのストーリー。
つまらないといえば嘘になる。
 
それらを前にして、以前なら当たり前にあった筈のシーンが削られてゆく。
DAを展開するシーンや、
いるべきはずの所に出番のない香須実さんやザンキさん、あきら君。
明日夢くんとからむ筈のもっちー
小暮さんが来るという知らせを聞いて、
彼を敬遠して、調査に出向くという筈のイブキさん。
姫と童子の声の入れ替えなし、魔化魍を育てるシーンがない。
とか。
そういったシーンが、響鬼のなかでわたしの好きなもの。
 
小暮がなぜあそこに二箇所の罠を張り巡らすことが可能だったのか、とか。
弾鬼達が先に新型武器を試していたり、
小暮がヒビキさんのことをまるで知らない事とか。
運動オンチらしいのに脚力のある桐谷とか。
そういう突っ込みどころの多いシーンはナントカして欲しい。
脚本の時点では書かれていたシーンが、尺の都合でカットされることは
ありえることだけども。
多分、お子さんが見たって不思議に思うでしょう。