バーテンダー最終話

録画していたのを見る。
うーん凄いな。終わったとたんにもう一回
ノーマル速度で見直しちゃったよ。
見る人によって感じ方や評価は変わるけど、
2006年10月からスタートの中ではやっぱり
ピカイチな気がする(といっても、そう多くの作品を見ている訳じゃないけど)。
どうしてそう思うかというと、この作品にはアニメーションという形
のなかに、作り手の黄金の意志を感じるからだ。
 
バーテンダー」は銀座のバー、イーデンホールでの物語。
そこには神のグラスと呼ばれた天才バーテンダー佐々倉瑠がお客様を
もてなしている。
彼はバーテンダー職業でなく、バーテンダーという生き方を選んだ…。
 
ほぼ一話完結で、各話に登場するキャラクターはほぼ一話限りの出演である。
そこには特異な超能力を
持った人物もいなければ、派手な戦闘シーンがあるわけでもない。
基本的に、現実に即した酒を現実に即した方法で提供している。
舞台の大半はバー限定で、原作は存在するが、マンガの通りに
提供したら15分持たずに消費されてしまう程度の量でしかない。
これは普通のアニメーションではマイナスにしか作用しないのではないか?
そこでスタッフはどうしたか?
すべてのマイナス点を逆手にとるという事をやってのけた。