フランス映画にびっくりだ『ジェヴォーダンの獣』

ジェヴォーダンの獣 ― スタンダード・エディション [DVD]

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18世紀、フランスはジェヴォーダン地方で
100人以上が犠牲となった事件が史実として存在する。
狼に似た獣の仕業ともいわれるが、真相は現在も不明のまま。
映画『ジェヴォーダンの獣』は、その謎解きに挑んでいる。


グレゴワール・デ・フロンサック(実在の人物)は
ルイ15世の命を受け、ジェヴォーダン地方に赴任する。
彼の受けた使命とは、今も犠牲者を増やし続ける
ジェヴォーダンの獣』と呼ばれる謎の生物を捕らえ、
剥製にして、王に献上することだった。

降りしきる雨の中、新大陸から連れ帰ったインディアンのマニとともに、
ジェヴォーダンに到着した彼らを迎えたのは、
荒涼とした原野を逃げる親娘と、それを追う原住民達の姿だった・・・。


いや、びっくりだよフランス映画。
ヴィドックが面白かったもので、『ジェヴォーダンの獣』も見たんだけど。

上のイントロだけ読んでもそう思うかもしれないが、
謎の幻獣『ジェヴォーダンの獣』と
それにまつわる地方の呪いとかそういうお話(わかり易くいうと、
「スリーピーフォローズ」みたいな感じ)という先入観があったんだが、
この映画の終盤、突如○○○○映画へと変貌する。
(あえてネタばれ防止にしておこう。いや自分で見てびっくりして欲しいからさ)
ビデオ等を借りる場合、できたらパッケージなんて見ないで借りよう。

もちろん○○○○映画っていうだけじゃなく、
いろいろな要素がカレイドスコープのようにちりばめられている。
恋愛映画であり、
お色気映画であり、
ホラー映画であり、
歴史映画であり・・・。
映像としては、「ヴィドック」のような特殊性はないけれど、
高速フィルムやCGをふんだんに使用している。
難点は、2時間半オーバーなので一気に見ると疲れる点かな?