息が短そう「エイリアンVSプレデター」

タイトルだけみると、とってもおもしろそうな気がする。・・・数年前なら。
この映画、制作者サイドの視点で考えると、相当きついと想像できる。
 
果敢にも本作に挑んだ監督はポール・W・S・アンダーソン。
バイオハザード一作目を作った人といえばわかりやすいか。
俺的には、バイオハザード二作目を作っていた方がよかったんじゃないですか?
と、伺いたい。
もともと制作者側に不利なんだよ、これ。 

クリーチャー映画って、そのクリーチャーがどんな能力を持っているのかっていう点をあかしていくのも魅力の一つ。
でもエイリアンもプレデターもどんな能力をもっているのかを既にみんな知っている。
おまけに正伝ではないので、勝手な能力を追加するわけにもいかない。
 
また、エイリアンが増えるためには、フェイスハガーが生物に取り付かなければならず、舞台は地球限定・・・。
そこでポール・アンダーソンがとったのは・・・。
ま、そこは劇場で確認していただくとして。
 
脚本的に厳しいとしても、アクションシーンだけを見れば
エイリアンと人間以外の生物との戦いを描いたのは今作が初めて。多分。
貧弱な人間とは異なるプレデターとの戦いはけっこう見物。
とはいえ、弱いプレデターもいる。
最後に勝ったのはどっちか?予想していくのもよし。
ま、決着のつけかたはいまいち釈然としないとしないところもある。

また、エイリアン一作目にでていたビショップの祖先(?)に、指の間トントンをやらせるあたり、ポール・アンダーソンのちょっとしたこだわりを感じたり。
 
およそ上映期間は短そうなので、早めに映画館にダッシュだ。