ありえねー、ま確かにありえないんだけども。「カンフーハッスル」。

CMだけをみると、ギャグ満載のばか映画っぽいイメージの「カンフーハッスル」。
じつは、そー甘くもなかたよ・・・。
以下、ネタバレありなので要注意。

 
 
 
んー、映画開始後、五分。満員の場内。観客が一斉に引いてる雰囲気が伝わる。
というか、こんな映画を元日公開って・・・と思うことしきり。
だが、よくよく考えてみれば「少林サッカー」も、単純なおもしろ映画では
無かったはず。結構、どろどろしてたのだ。
ま、敵キャラを立たせるためのシーンと考えれば、
チャウ・シンチーさんのねらい通りなのだろうが、日本人にはキツすぎるよ。
(ひょっとしたら、ブルース・リー映画へのオマージュあふれるシーンなのかも
しれないが、ブルース・リー映画をちゃんと見たこと無いのでなんともいえない)
 
とはいえ、そこを超えれば相変わらず無茶なCGの使い方と、笑いの連続。
アリエネーと何度も吹き出したり。
あ、ちなみに前半はチャウ・シンチーさんあまり活躍しません。
ま、その分豚小屋砦の他の面々が大活躍。
また、よく見ると「少林サッカー」にでていた人々がたくさんでてる。
事前に「少林サッカー」を見直してからいくのもよし。
 
実はこの映画、前半と後半ではかなりテイストが異なる。
チャウ・シンチーさんが活躍しはじめるあたりから、
お笑いの世界から夢枕獏ワールドへと一気に突入。
怒濤の展開となる。
その後、CGの多用によるアクションシーンのインフレが大発生。
マトリックスキルビルを彷彿とさせるシーンも多々あり。
だが、ワイヤーアクションを使っていることがまるわかりの
こちらの映画の方が俺的には好みかな。
 
ま、終わってみればおもしろかったで終われるので、いいんじゃないでしょうか。